【ニュース・タイ】O-Netテストでは、より高い得点が期待されている

教育当局はタイ政府の学力テスト(Ordinary National Education Test:O-Net)において、コース内容とテストされるべきスキルの適切な概要が与えられた後、より改善された結果がもたらされるだろうと、期待している。
教育大臣のTeerakiat Jareonsettasin氏は、国立教育研究所(National Institute of Educational Testing Service:Niets)が、学生に内容の概要やスキルを提供するというポリシーに基づき、実施のために多くの時間がかかってしまったが、全教科においてO-Netの高得点が出るだろうと述べた。
「今回、私たちが学生のために実施した、実際のテストを受ける前の、模擬テストを実施した最初の年になる。そのため平均点はどの教科においても、高得点になるだろう。」と、昨日バンコクのDusitにあるRachawinit Schoolに訪問中のDr Teerakiatは述べた。
今年のO-Net testはタイ語による筆記試験が含まれており、初めて総合成績の20%に相当するだろうとDr Teerakiatは述べた。
Dr Teerakiatはさらに、「筆記問題は、受験者の分析能力をよりよく評価できるようにし、タイ語における識字能力に対応することに役立ち、筆記試験は、初等教育を終えた生徒たちのための試験運用となる。なぜなら中等教育を終えた生徒たちは過去に試験を受けたことがなかったため、かなり大きく影響するだろうと予想されるからだ。もし筆記試験が実用化されたら, 他の科目にまでNietsは次第に広がるだろう。」とも述べた。

 

Dr Teerakiatは、Website上で運営され、学生がいつでもNiet’sのO-Net questions and answerにアクセスすることができる、E-Test Bankの発展を計画していた。
そのデータベースは国家試験の練習用やPISA-アセスメントのように、学生のためのモバイルアプリとしてさらなる発展を遂げるだろう。
E-Test Bankとそのアプリは、この学年度内に完成することを期待されていると彼は付け加えた。
NietsのディレクターであるSampan Panpruk氏は、O-Net testの製作者達に、試験問題の内容と回答を慎重に確認するようにと指導してきた。それは近年ソーシャルメディアで、一般大衆に批判されていたエラーとあいまいさを防ぐためであった。
Sampan氏は、筆記試験の採点は訓練を積んだ2,000人以上のスタッフによって、試験の最終日から20日以内に行う必要があると述べている。
「私たちの採点者は全員よく訓練されており、公平で公正な結果を保証するために、学生の名前を知ることはないだろう。私たちの実施過程が国際基準要件を満たす自信がある」と、彼は言う。

 

O-Net testは学生の基礎知識を測定するため5つ主要教科:英語、タイ語、数学、社会、科学について、Nietsによって毎年実施される。
すべての6,9,12学年の生徒は、彼らの学力を評価するために、このテストに参加しなければならない。O-Netの成績は、部分的ではあるが、大学の入学試験に使用されており、毎年200万人の学生が入試を受験する。
直近のアカデミックイヤーにおいて、O-Netスコアの学生平均は、それぞれテストされた科目の50を下回る。英語と数学は最も低いスコアの科目であり、それぞれ24.98と26.59である。一方でタイ語は、平均49.36と最も高い成績を収めている。社会と科学の結果は、それぞれ39.7と33.4であった。教育省の20年戦略的計画によると、その短期目標の1つが、O-Netの平均成績を全教科50%を超えることである。

 

2017年2月5日

 

PressReader:Higher scores expected in O-Net tests [Bangkok Post]

地域 アジア・オセアニア
タイ
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