【ニュース・タイ】2013 年以来の研究投資の急増

政府機関によると、国の発展につながるタイ国内の研究への投資額が、今年130 億バーツ増加し、360 億バーツとなる見込みである。

科学技術・イノベーション政策局(STI: The National Science Technology and Innovation Policy Office)によると、研究への民間セクターからの投資は100 億バーツ増の210 億バーツで昨年度から55%増となる見込みである。一方、政府からの投資は150億バーツとなる見込みである。

これについて、Pichet Durongkaveroj 科学技術・イノベーション政策局事務局長は、National Research Network の年次会合で「よい兆候だ」と述べた。

タイ研究財団(TRF: Thailand Research Fund) 所長のSuthipun Jitpimolmard 教授によると、昨年のGDP は11 兆バーツであったが、研究への投資額の対GDP 比は、0.24%から0.37%に増加している。

Suthipun 教授は、新政府は、研究開発のための予算を少なくともGDP の1%確保し、民間セクターからの投資額は、今後2 年間で51 から70%まで増加するべきだと述べた。
現在、産業部門で研究開発費が最も多いのは、化学工業部門で36 億バーツ、次に、食品産業で23 億円、石油産業15 億バーツ、機械工業で13 億バーツである。

(2014年2月8日 Nation紙)

地域 アジア・オセアニア
タイ
取組レベル 政府レベルでの取組
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大学・研究機関の基本的役割 研究