職業教育局(Ovec)は学生の能力向上を目的として、学生の海外留学を支援する奨学金を創設する。Ovec事務局長のChaiyapruek Serirak氏は、職業訓練課程の学生2,000名に対し支援を行うと発表し、次のように述べた。
“この奨学金の創設については、Ovec当局、教育省担当者、ラジャマンガラ工科大学教員が参加した会議で決定された。
この奨学金にかかる予算は2029年まで実施される一郡一奨学金(one district, one scholarship)より拠出され、Ovecは現在プログラムの申請要件について検討している。奨学金の支給対象は次のとおりである。
・特殊な技術的スキルの習得に特化した海外のプログラムに参加する学生500名に対する短期の奨学金。
・国内の特殊な技術コースで勉強する学生400名に対する奨学金。
・技術分野での学士の学位取得を目指す学生、特別な技術的スキルの習得を目指す学生それぞれ100名に対する奨学金。
・海外の大学で大学院レベルの学位取得を目指す学生150名に対する奨学金。ただし、修了後はタイ国内の職業訓練校で教職に就くという条件付き。
・職業訓練資格を取得し、タイ国内あるいは海外で学士の学位取得を目指す学生400名に対する奨学金。
・優秀な成績を修め、海外の学士または修士・博士の学位の習得を目指す学生100名に対する奨学金
・タイ国内または海外の大学で学士または修士・博士の学位の習得を目指す250名に対する長期の奨学金(期間は7年~9年)
この奨学金には、生活費、教材費、健康保険、医療費、授業料、語学コース、特別訓練プログラムにかかる費用が含まれる。”
(2015年2月5日 Bangkok Post紙)