【ニュース・タイ】第4回高等教育研究推進会議(HERP CONGRESS Ⅳ)に向けたタイ高等教育局(OHEC)協議会

タイ高等教育局(Office of Higher Education Comission:OHEC)の事務次長であるKhajorm Jitsukhummongkhol氏は、ウボンラーチャターニー・ラチャパット大学(Rajabhat Universities)のPhraiphayom講堂で開催された第4回高等教育研究推進会議(HERP CONGRESS Ⅳ)に向けた協議会で議長を務めた。

 

同事務次長は、「この会議は毎年開催されている」と述べた。第4回目となるこの会議は、「タイの研究者のために、アカデミーを創造し、タイ方式を継続する」というコンセプトのもと、ウボンラーチャターニー・ラチャパット大学の協力により、2016年2月8~10日にかけ開催された。この会議では478の発表、つまり2015年に支援金を受けた研究の88%に該当する研究が含まれていた。専門委員会のメンバーは、研究者を称賛・奨励する優れた賞を受賞した特にハイレベルな13の研究を選定した。また、賞に選ばれ、(ポスターと講演ともに)優れた60の研究もさらに選ばれる予定である。学術連携に向けたMOU署名式:生物学的、文化的、そして国内英知の多様性のための研究センターネットワークもこの会議で組織された。そして、そのネットワークに参加する16大学がこの学術連携に関するMOUに署名した。

 

また、同事務局長は次のように続けた。「研究は知識の探求・調査につながるため、それらの研究は、タイの高等教育機関にとって重要な役割を果たす。」高等教育機関の人材は、実践から得たより多くの知識を持ち、その知識を社会利益のために分配または応用することも可能である。各教育機関には、それぞれ異なる可能性やアイデンティティがある。そのため、高等教育研究推進及び国立研究大学開発の事業運営事務局は、大学の知識基盤に見合う研究促進を強調してきた。また、イノベーションと学習ソースを作り出すため、地域社会は大学と共同して、教えと学びの国内英知をまとめるような学際的形態に加わることもできる。そして、これは大学と現地組織内の国民と研究ネットワークに利益を与える研究の成果へとつながる。

 

これは昨年の事業であるが、高等教育局は今年も同様に研究者向け奨学金を支援する別の形態を模索している。これは、この事業に加わっている大学が研究力を推進し、拡大しているためである。それらの大学には、タイと他国の一流大学で修士号と博士号を取得した新たな卒業生がいる。その卒業生らは、学術力を結集するためには重要な人材であり、そのため彼らは引き続き支援されるべきである。それらの大学が地域社会に役立つ研究大学であるよう指導できるベテランのメンターが必要である。

 

(2016年2月11日 教育省HP)

地域 アジア・オセアニア
タイ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 教育