【ニュース・タイ】大学入試の見直し

タイ大学学長会議(Council of University Presidents of Thailand:CUPT)は、高等教育機関への入学を希望する受験者のために、受験方式を均一化しようと2018年向けに5つの大学入学方法を策定した。
CUPTは、一次試験を通過した受験者たちが、大学入学資格を確保するための要件を承認した、とSuchatvee Suwansawat CUPT委員長は2017年4月23日、タマサート大学(Thammasat University)のランシット(Rangsit)キャンパスでの会合の後に述べた。

 

現状では、受験者は別の入試を希望した場合、最初の大学への入学資格をあきらめなければならない。過去に成功した受験者は、複数の入学資格を確保して、選択肢を残したまま、あとで本当に行きたい大学に合格した後、他の大学を辞退する形で他の生徒の合格のチャンスを奪ってきた。

 

入学試験の詳細は、大学入学システムのウェブサイト上で6月1日に明らかにされる。実施される5つの入学試験は次のとおり:
筆記試験のない定員制度による入学は、大学が直接受験生の願書とポートフォリオを審査することになる。この入試方法では2回の試験が実施され、第1次試験は10月1日から11月30日の間に行われる。結果は12月22日に公開され、12月22日から2018年2月28日の結果は2018年3月26日に公開される。
筆記試験のある定員制度での入試は、大学の独自の方式で行う予定である。大学は直接申請受付を行い、12月から2018年3月にかけて選考を実施し、結果は5月8日に公開される。
統一試験の場合は、CUPTに申請し、4つの大学を選んでの統一入学試験を受けることになる。統一試験は同じ日に実施され、5月9日から13日の間に出願し、6月8日に結果が公表される。
一般入試は、6月5日から10日の間に4つの大学の学部に出願し、統一試験と同様の試験を受けることになる 。これらの結果は7月13日に判明する。
独立した直接入学試験については、大学が独自の基準を用いて学生を募集し、7月に終了する。

 

一般適性検査と職業適性検査は2018年2月24~27日に実施され、3月3日から4日には、タイ政府の学力テスト(Ordinary National Education Test:O-Net)が実施され、3月17日から18日にかけて、主要9科目の試験が実施される予定である。

 

2017年4月24日

 

The Nation:University admission methods overhauled

地域 アジア・オセアニア
タイ
取組レベル 政府レベルでの取組
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