【ニュース・タイ】マヒドン大学と日本がハイテク医療用ロボットを共同開発

マヒドン大学は日本政府および日本のトップ研究所と協力し、医療用ロボットの開発ならびに試験を行うことになった。この国際交流協定(MOU)はタイ生命科学研究所(Thailand Center of Excellence for Life Sciences: TCELS)、タイ国科学技術省、マヒドン大学工学部、日本国経済産業省、三菱研究所、パナソニックの間で締結された。
TCELの最高経営責任者であるNares Damrongchai博士は次のように述べた。
“この協力関係の下、日本側はタイ側に先端技術を提供し知識移転を行い、市場の需要と国際基準に合う医療用ロボットの開発を行う。先端技術を用いた医療用ロボットの開発は、科学技術の構築と世界市場で戦える商品開発の強化という科学技術省の計画の一部である。”

バイオ医療工学部のJacrit Suthakorn主任准教授は次のように述べた。
“バイオ医療・ロボット工学センターは当部局の下で10年以上にわたり医療用ロボットの研究と開発を行ってきた。大半のロボット研究と開発はプロトタイプロボットの開発に集中しマンパワーを輩出してきた。さらに、当部局はTCELSと協力して、ロボット製品開発のためのハイテク医療用ロボット研究チームを組織し、医療用ロボットや医療用設備の試験と質保証行う。この研究チームの目的は研究の見直しと市場向け製品の生産である。”

(2015年2月9日 The Nation紙)

地域 アジア・オセアニア
タイ、その他の国・地域
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究、質の保証
国際交流 国際化
社会との交流、産学官連携 産学官連携