【ニュース・タイ】タマサート大学がQSランキングで5つ星を獲得

タマサート大学がタイを代表する世界レベルの教育機関の一つとして存在感を示した。

Somkid Lertpaitoon総長は、先週以下のように述べた。

「QSの評価において、タマサート大学の国際化は5つ星レベルに達した」

ASEANコミュニティーの発足に向け、来年度外国人学生と教員を20%増加させることを目標に、すべてのプログラムに対応する国際カリキュラムを整備した。

同大学は米国、日本、中国、オーストラリア、ヨーロッパとASEAN地域の世界40カ国300大学以上との二国間あるいは多国間での協力を通じて、タイ語、英語に加え、他の言語での教育カリキュラムの開発を計画している。この種の協力事業には、学生交流や教員による研究プロジェクト、そのほかの学術プロジェクト等がある。

学生はタマサート大学が開設していないコースを、単位互換制度を利用して受講することができる。

タマサートの300カリキュラムのうち約100が国際カリキュラムで、言語は英語または二カ国語で受講できる。うち、法律、医学、工学では学士レベルでも開設している。修士レベルでは国際ビジネス、都市デザイン・開発プログラムを開設している。

QSには以下のようなルールがある。

・QSが認定した500大学のうち50校以上と協力し、研究していなくてはならない

・すべてのカリキュラムの25%以上が国際プログラムでなければならない

・学生のうち20%以上が外国の機関から来ていなくてはならない

・大学は外国人留学生用の施設と様々な民族の職員を有していなくてはならない

 

タマサート大学には現在正規生と交換留学生あわせて1400名の留学生がおり、200名以上の外国人教員が在籍している。

 

(2015年11月16日 The Nation紙)

地域 アジア・オセアニア
タイ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
国際交流 研究者交流、国際化、学生交流
人材育成 学生の多様性