タイ国立科学技術開発庁(NSTDA)は京都大学と新しい協力協定に署名し、エネルギーと環境分野での国の研究協力を強化することとなった。
このパートナーシップは、日ASEAN科学技術イノベーション共同研究拠点(JASTIP)事業のもと実施されている。「京都大学はタイでエネルギー・環境機関と研究施設との永続的な研究協力を行っている。」と、NSTDA副理事のNarong Sirilertworaku氏は述べている。
また、協定の覚書への署名を記念してバンコクの日本大使公邸で開催されたセレモニーで、同氏は次のように述べた。「NSTDAはASEANでのエネルギー及び環境分野での協力を強化するために協力研究機関として、この事業に参加している。」この研究はタイのサイエンスパークのイノベーション・クラスタービルで実施される予定である。
また、研究には国立遺伝子工学・バイオ技術センター、国立金属・材料技術センター及び国立ナノテクノロジーセンターからの研究者が加わる予定である。この研究はエネルギー及び化学物質にとっての高価値資源として、バイオマスの使用を増加させることを目的としている。
この事業のもと、2016年4月29日にNSTDAでワークショップが開催される予定である。
京都大学はこのパートナーシップを日本政府に提案し、2020年3月までの財政支援が約束されている。
(2016年2月28日 The Nation紙)