【ニュース・スウェーデン】3つの大学が「大変国際化している」と評価された

STINT(スウェーデン研究・高等教育国際協力財団:Stiftelsen för internationalisering av högre utbildning och forskning)が作成した「国際化指標」において、「大変国際化している」と評価された大学が、1校から3校に増えた。

 

2016年、28大学を対象とした調査結果において、最高点となる「大変国際化している(‘very international’)」評価を得たのは、ストックホルム商科大学(Stockholm School of Economics)1校のみだった。2017年には、ストックホルム商科大学に加えて、ストックホルムにあるスウェーデン王立工科大学(KTH Royal Institute of Technology)、ヨーテボリにあるチャールマース工科大学(Chalmers University of Technology)の2校が最高得点を獲得した。

指標は次の6つの要素から構成されている。

  • 研究(外国籍研究者との共著)
  • 学生(留学生の受入・派遣)
  • 博士後期課程学生(外国籍学生の割合)
  • 教育(英語で教えるコースの数)
  • 教員の学術的国際経験
  • 組織のトップリーダー(最高指導者)としての国際経験

「この指標の目的は、スウェーデンの大学の国際化を支援することである。」とSTINTのAndreas Göthenberg事務局長は2017年5月9日にストックホルムで開催された授賞式で述べた。
チャールマース工科大学は、海外で博士号を取得した職員の割合が最大で(20%)、博士号取得見込み学生の半数が、最初の学位を海外で取得している。Stefan Bengtsson学長によると、当大学の基礎教育では、60%のコースが英語で教えられている。

 

スウェーデンは現在、政府、関係団体、高等教育機関の積極的な取組により、高等教育と研究の国際化に熱心に取り組んでいる。今年の初めに政府は、Agneta Bladh特別調査官を任命し、スウェーデンの大学がどのように国際業務を改善できるかについての戦略計画を策定させた。

 

【出典】
University World News:Three universities rated ‘very international’ in index

地域 北欧・バルト三国
スウェーデン
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
国際交流 国際化
顕彰 顕彰