【ニュース・スウェーデン】スウェーデンにおけるSciLifeLab

SciLifeLab (Science for Life Laboratory)は健康と環境に焦点を絞った分子生物科学研究のナショナルセンターである。2010年に設置され、2013年にスウェーデン政府によりナショナルセンターとして位置づけられ、特別な予算措置が取られている。このセンターを担っているのはカロリンスカ医科大学(Karolinska Institutet:KI)、ストックホルム大学、スウェーデン王立工科大学(KTH Royal Institute of Technology)、ウプサラ大学である。ここでは最先端設備の提供とそれらを使った最先端研究、後継者の教育が行われている。政府は生命科学におけるtranslational researchの拠点として力を入れている。今年中には構成人員が1000名規模になることが予想されている。提供されている最先端設備はアフイニティープロテオミクス、バイオイメージング、バイオインフォーマティクス、ケミカルバイオロジー、臨床診断、創薬、機能ゲノミックス、大規模DNA配列決定、構造生物学用試料調製のためのハードおよびソフトから成っている。これらの設備をさらに強化するために既存施設を利用したSciLifeLabサテライト施設の準備が進んでいる。

URL1: https://www.kth.se/blogs/president/2014/04/scilifelab-is-growing/
URL2: http://www.scilifelab.se/
URL3: http://www.scilifelab.se/wp-content/uploads/2013/09/SciLifeLab_AnnualReport13_enkel.pdf

地域 北欧・バルト三国
スウェーデン
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究