【ニュース・ケニア(選挙)】ケニアの選挙管理に従事していた役人が、投票日前に殺害される

ケニアで選挙が実施される数日前に、選挙管理に携わっていたクリス・ムサンド(Chris Musando)氏が死体で発見された。ムサンド氏は独立選挙・区割委員会(Independent Electoral and Boundaries Commission:IEBC)で情報技術部門を率いていた。この部門は、2017年8月8日に実施される選挙において投票者を認証したり結果を送信したりするための技術開発を担当している。

 

IEBC代表のワフラ・チェブカティ(Wafula Chebukati)氏によると、ムサンド氏の殺害によってケニアに信頼性の高い選挙を実施する能力があるのかを疑問視する声が上がっているという。チェブカティ氏は、ムサンド氏が殺害される前に拷問されたのは明らかだと指摘し、政府に対してIEBCの職員の警備を強化することを求めた。また、選挙を監視している非政府組織のカーター・センター(Carter Center)は選挙前に発表した声明のなかで、 “選挙当日の不正を防止” するうえで投票者認証システムを円滑に機能させることが重要であると指摘した。

 

2017年7月31日

 

CNN:Kenyan election official killed days before vote

地域 中東・アフリカ
ケニア
取組レベル 政府レベルでの取組
その他 その他