【ニュース・ケニア・ウガンダ】ケニアとウガンダで内臓リーシュマニア症の経口薬開発が進む

ケニアとウガンダの研究者が、内臓リーシュマニア症(カラアザールとも呼ばれる)の新薬開発に尽力している。内臓リーシュマニア症は、アフリカで毎年4万人もの犠牲者を出し、寄生虫病の中でマラリアに次いで死者数の多い、顧みられない熱帯病のひとつである。ケニア中央医学研究所(KEMRI)とマケレレ大学は、短期間の投与で高い効果がみられ、且つ安全で、低価格な経口薬の開発に共同で取り組む。

 

現在もっとも普及している薬は、sodium stibogluconate(スチボグルコン酸ナトリウム)とparomomycin(パロモマイシン)だが、17日間毎日病院へ通い注射を打たなくてはならないうえ、一連の投与には44米ドル〜378米ドルものコストがかかり、人びとにとって手軽に受けられる治療ではない。
現在開発中の新薬は、こうした難点を大幅に改善することが期待されており、開発が成功すれば、多くの貧しい患者を救うことができるようになる。

 

28/4/2016

 

The EastAfrican:Kenya, Uganda to develop oral drug to treat kala-azar

地域 中東・アフリカ
ケニア、その他の国・地域
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究
社会との交流、産学官連携 社会貢献