【ニュース・ケニア】博士号保有者の退職による講師不足の危機

現在ケニアの一部の大学は、博士号を保有する講師の退職にともなって代替の人員を探し出すのに苦慮している。講師のなかにはより条件の良い職に就くために退職する者もおり、大学側は質の高い教育を提供することのできる講師の不足に悩まされている。ナイロビ大学(University of Nairobi:UoN)で2日間に渡って、アフリカの内外から著名な研究者や援助機関が参加して開催された、研究の資金調達に関する会議においてこのような現状が明らかにされた。

 

大学教育委員会(Commission for University Education)委員長のチャチャ・ニャイゴティ・チャチャ(Chacha Nyaigoti Chacha)氏は大学側に対して、質の高い教育を提供する能力のある人材を育成することを求めた。これに対して、ナイロビ大学副学長のピーター・ムビティ(Peter Mbithi)教授は、GDPに占める研究費の割合を現在の0.8%から2%に引き上げることを政府に対して要求した。

 

2017年7月12日

 

DAILY NATION:Lecturer crisis as PhD holders retire

地域 中東・アフリカ
ケニア
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 質の保証
人材育成 教員の養成・確保