【ニュース・ウガンダ】ウガンダの隠されたGMO研究

ウガンダでは2013年に生物多様性・安全性法案(National Biotechnology and Biosafety Bill 2012)が議会に提出され、遺伝子組換え作物(Genetically Modified Organism:GMO)の導入に否定的なグループの反対に遭った。その後、議会の科学・科学技術委員会(Committee on Science and Technology)はこの法案について調査を開始した。しかし、2017年3月になってムセヴェニ(Museveni)大統領は、“農業セクターが直面している諸問題の解決を補助するため”、早期にこの法案を可決するよう議会に求めた。

 

GMO反対派によると、この法案は安全策を講じないままGMOを国内にもたらし、農業セクターを破壊する可能性があるという点で問題があるという。それに対して、GMO推進派の研究機関である穀物資源研究所(National Crops Resources Research Institute:NaCRRI)は、GMOの導入によって収量の少ない劣性種の種子を使用している多くの農民の生活が向上すると主張している。NaCRRIを含むアフリカのいくつかの研究機関は、GMOの研究にすでに着手している。

 

2017年6月21日

 

ALL Africa:Uganda’s Secret GMO Research

地域 中東・アフリカ
ケニア、その他の国・地域
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究
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