【ニュース・イギリス】University Rankings: Asia 2014

2014年5 月13 日、Quacquarelli Symonds Ltd. ※1(以下、「QS 社」とする)が、“QS University
Rankings: Asia 2014”を発表した。同社は2009 年よりアジア圏に属する大学に限定してトップ300 大学ランキングを発表している。同社が発表している世界大学ランキングの評価基準を基にアジア圏により適した基準・割合を用いて評価をしているため、世界大学ランキングからアジア圏の大学を抽出したランキングとは異なったものとなっている。評価基準とその割合については以下の通り。

① 学術面での評価(30%)【40%】※2
② 企業による評価(10%)【10%】
③ 学生一人あたりの教員数(20%)【同】
④ 論文被引用数(15%)
⑤ 教員一人当たりの論文数(15%)
⑥ 外国人教員比率(2.5%)【5%】
⑦ 留学生比率(2.5%)【5%】
⑧ 交換留学生輩出比率(2.5%)
⑨ 交換留学生受入比率(2.5%)

※1本社をロンドンに置く中規模のグローバル企業で、高等教育関連の情報をウェブサイトやイベント等を通じて発信している(以下「URL3」参照)。

※2【 】は“the QS World University Rankings 2013/14”の評価割合。同ランキング評価基準「教員1人当たりの論文被引用数(20%)」は今回のランキングでは用いられていない。2009 年開始時には10 位だったシンガポール国立大が順位を上げ、1 位となった。上位10 大学のうち、シンガポールと韓国の大学がおおむね順位を上げている。日本の大学で上位20 位に入ったのは、東京大学が10 位(昨年9 位)で最高位、以下、京都大学12 位(昨年10 位)、大阪大学13 位(昨年15 位)、東京工業大学15 位(昨年13 位)、東北大学18 位(昨年17 位)、名古屋大学20 位(昨年18 位)と合計6 大学であり、昨年より1 大学減。また大阪大学を除くすべての大学が順位を下げる結果となった。

なお、「【表1】国・地域別、トップ300に順位入りした大学数」及び「【表2】上位20位の大学及び上位100位以内に入った日本の大学」はこちら(PDF)を参照。

URL1: http://www.topuniversities.com/university-rankings/asian-universityrankings/2014#sorting=rank+region=+country=+faculty=+stars=false+search=
URL2: http://www.topuniversities.com/

地域 アジア・オセアニア
イギリス、その他の国・地域
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育、研究
統計、データ 統計・データ