2015年6月9日、イングランド高等教育財政会議(HEFCE)は”transnational pathways”を通じて第一学位を取得した学生の博士課程進学率が他の留学生のそれを上回ったとする報告書’Transnational pathways to higher education in England’を発表した。
”transnational pathways”とは、英国外の学生が、英国の大学が直接運営、または認定した課程を英国外で履修して第一学位を取得した上で、英国の大学で博士課程に進学することを指す。同報告書によると、特に中国からの留学生の約3分の2にあたる3,475人が同ルートで博士課程に進学した。
同ルートを経る学生は一般的な課程を履修する他の留学生より短期間で第一学位を取得できるため、時間的にも経済的にもメリットがある。短期間留学の学生を新規に継続的に入学させることは、高等教育機関の財政面にも影響を及ぼす可能性がある。
URL1: http://www.hefce.ac.uk/news/newsarchive/2015/Name,104332,en.html