2016年10月13日、イングランド高等教育財政会議(HEFCE: Higher Education Funding Council for England)は、Nicholas Stern卿による研究評価制度(REF: Research Excellence Framework)に関する独立レビューと、Jo Johnson大学・科学大臣の確認を受け、次期の研究評価制度を他の高等教育助成機関とともに開発すると発表した。
Sterm卿の報告においては、REFの大幅改革は大学に不確実性と負担をもたらすことから、従前の研究評価の利点を生かした改革をするという明確な指針と方向性が示されるとともに、次の点について勧告がなされた。
- 研究活動に携わる全ての職員を対象とする
- (教員が異動した場合に)論文などアウトプットを通算しない
- 研究インパクトの観点
- 研究環境の評価に必要な情報
- 機関レベルでのインパクトや環境に関する評価の導入
同会議では他の3つの高等教育助成機関とともに次期研究評価制度の案を検討した上で、2016年11月から大学等関係部門との協議を開始する予定である。