【ニュース・イギリス】EU出身の学生への財政支援

2016年10月11日、教育省(DfE: Department for Education)は、2017~2018学事年度に英国の大学・継続教育機関に入学するEU諸国出身の学生はこれまで通り学生ローンや奨学金を受ける資格を有し、たとえ英国がEUを離脱しても、その権利は在籍期間中継続すると発表した。

 

これは、6月の国民投票直後に政府が発表した、在籍中の留学生と今年度から留学する学生の奨学金等の受給資格に係る保証に続くものである。Jo Johnson大学・科学大臣は“留学生は我々の世界トップレベルの大学に大きく貢献しており、我々はそのような状態が今後も続くことを願っている。来年度入学する留学生の奨学金受給資格に関する今回の発表は学生、大学双方に安心感を与えることになる。”と述べた。 

 

GOV.UK:Funding support for EU students

 

【関係機関の反応】

 

・ラッセルグループ(Russell Group)
同グループ事務局長のWendy Piatt氏は次のように述べた。“本日の政府の発表を大変歓迎する。我々の大学は学術の卓越性において世界トップクラスであり、優秀な学生が世界のステージで競う場となっている。留学生は大学だけでなく英国の社会全体に大きく貢献しており、我々は今後も政府と協力し、英国で学びたい学生を真に支援できる制度を確立していきたい。”

 

Russell Group:EU student finance guarantee

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