1月6日、学生ファンディング委員会からこれまでにまとめられた重要議題事項に関する発表があった。昨年度英国大学協会(UUK:Universities UK)によって設立された同委員会は、イングランドの学費ならびに学生ローン制度を見直すことを主目的としている。
各主要政党は、今年度の5月の総選挙に向けたマニフェスト作成の最終調整に入っていることから、委員会は高等教育に関する政策立案に際してこれらの問題について十分考慮することを各政党に呼びかけている。委員会の最終的な報告書は、今春、総選挙前に出される予定である。
現時点で委員会が重要と認識している主な事項は以下の通り。
・制度はどのような形で実行したら、学生にとってもっとも効果的なお金の使われ方になり、また大学にとって安定した助成制度となり、政府にとっても財政的に持続可能なものとなるのか。
・各方面からの報告により、2012年の改革は高等教育の柔軟性ある体制を後退させることとなったといえる。
・学生ローン制度について-現行制度の下で全額返済とすべきか、また、返済期間の長さについては調整すべきか、といった問題が挙がっている。
・改革と学生の満足度、また教育の質との間でそれぞれ関連性はあるのか。
URL1: http://www.universitiesuk.ac.uk/highereducation/Pages/StudentFundingPanelUpdate.aspx#.VK6ts2dyYdU