【ニュース・イギリス】2015学事年度6月30日最終締切時点での出願者数を発表

 2015年7月8日、UCAS(University and College Admission Service)は、2015学事年度における最終締切日6月30日時点での出願者数を発表した。大学等への願書の受付は1月15日で締め切られているが(オンタイム出願)、締め切り以降も6月30日までは願書受付を続けている。1月16日以降に出願された願書は遅延願書として扱われるが、大学等機関が定員を満たすまでは遅延願書に関しても審査や受入ができる。なお、7月1日以降に出願された願書は、クリアリング(※1)対象となる。
 6月30日時点での出願者は、67万3,040人(※2)であり、昨年(65万9,030人、以下カッコ内は全て昨年の数字)と比較して2%増の結果となった。
 英国内からの出願は55万3,590(54万4,580)人で1.7%増で、地域別ではイングランドが46万747(45万6,920)人で1%増、北アイルランドは2万810(2万300)人で2.5%増、スコットランドは4万8,490(4万3,910)人で10%と大幅増、ウェールズは2万3,550(2万3,450)人でほぼ横ばいであった。EU圏内からの出願者数は4万8,930(4万5,380)人で8%増、EU圏外からの出願者は7万530(6万9,060)人で2%増という結果となった。
 男女別では、男性28万6,240(28万2,170)人で1.4%増、女性38万6,800(37万6,860)人で2.6%増となった。男女の人数差は10万560(9万4,690)人で6%増となり各機関は男女格差是正に努めてはいるものの、格差増加傾向に変わりはない。

※1 UCAS出願締め切り後の7月以降の時点で入学先が確定していない学生が、定員に空きのあるコースに出願することができる制度。 
※2 これより以下、統計上、前年度とより正確な比較をするため、2015学事年度より新たにスコットランドでUCASが実施した大規模な教員育成課程支援制度に申請した4,000人あまりの出願者数はカウントしていない。

URL1: https://www.ucas.com/corporate/news-and-key-documents/news/2015-cycle-applicant-figures-june-deadline
URL2: https://www.timeshighereducation.co.uk/news/growth-applications-uk-universities-slows

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