2014年7月24、25日、UCAS(University and College Admission Service)は2014学事年度高等教育機関出願状況について、特に18歳人口の人種別出願率、義務教育において給食費免除を受けていた学生※1の出願状況、また今回初めてGCSE(General Certificate of Secondary Education)における成績との関連性について分析報告書を発表した。
18歳人口については、全ての人種において出願率が上がっており、また中国以外の全ての人種について過去最高を記録した※2。また、給食無料受給者の出願状況についても、過去最高となっている。GCSEの成績については、16歳の時にトップの成績を収めている18歳のうち90%以上が高等教育機関に出願した、という結果となった。
※1英国において、給食の無料受給は生活保護の一種であり、給食の無料提供を受けていた学生は低所得層出身ということになるので、本調査はOFFAをはじめとした各機関が力を入れている高等教育参加機会拡大運動に役立つ指標となる。
※2人種は、白人、アジア系、黒人、混血、その他、中国人という分類。中国人は数が多いため、アジア系とは別でカウントされている。
なお、OFFA(Office for Fair Access)の反応は、以下「URL2」および「URL3」のとおり。
URL1: http://www.ucas.com/news-events/news/2014/analysis-notes
URL2: http://www.offa.org.uk/press-releases/offa-comment-on-2014-ucas-applications-for-people-from-different-income-backgrounds-and-ethnic-groups/
URL3: http://www.offa.org.uk/press-releases/ucas-attainment-analysis-shows-importance-of-universities-and-schools-working-together-offa/