2015年3月5日、高等教育統計局（HESA：Higher Education Statistics Agency）は、2013－2014年度の高等教育収支結果を発表した。この財政に関する統計は公的助成を受けている161の高等教育機関のデータを集計したもの。同統計によると、収入合計額は￡307億で、支出合計額は￡294億だった。
【収入額内訳】
学費収入－￡137億（44.5％）※
※うち、国内生とEU圏出身生から￡90億（収入額全体の29.1％）、非EU圏生から￡39億（同12.7％）、その他から￡8億（同2.7％）となっている。
HEFCEなどからの公的助成金収入－￡61億（19.8％）
研究に関する競争資金および外部資金収入－￡51億（16.5％）
寄付および投資収入－￡3億（1.1％）
その他収入－￡56億（18.1％）
2013年度収入額は、前年度（￡292億）比で5.3％増。授業料上限が￡9,000に値上がりしてから2年目で、授業料が収入額に占める割合は上昇している。一方、公的助成金収入は金額（▲￡9.9億、▲13.9％）、収入合計額に占める割合（▲4.4％）共に減となった。
【支出額内訳】
学術スタッフ人件費－￡90億（30.7％）
その他スタッフ人件費－￡73億（24.7％）
減価償却費－￡18億（6.0％）
利子および財政関係費－￡4億（1.4％）
その他運営費（正規雇用以外の人件費など）－￡110億（37.3％）
2013年度支出額は、前年度（￡279.8億）比で5.1％増。全体額の半分以上を占める人件費は合計￡163億と、前年度（￡154.5億）と比較しても5.4％増となっている。
