2016年10月26日、大学入試機関(UCAS:Universities and Colleges Admissions Service)は、2016年10月15日が2017年入学の願書提出締切であった各大学の医学部、歯学部、獣医学部、及びケンブリッジ大学とオックスフォード大学の全学部の志願者数を発表した。
志願者は57,190人で、昨年より1%(560人)の増で、英国内からの応募は3%増の39,440人であった。また、若者の人口が約2%減少しているにもかかわらず、18歳の志願者はイングランドで8%、ウェールズで7%、合計で2,000人近く増えている。
EU諸国からの志願者は6,240人で、昨年までの上昇傾向から一転し、9%(620人)の減となった。また、EU以外の国からの志願者は1%増の11,510人であった。
医学部志願者は昨年に比べ4%(890人)の減で、2014年以来減少傾向にあるが、18歳のイングランドからの志願者は5%(310人)増えた。
なお、現時点での数字は、2017年度入学者のほんの10%の状況でしかなく、全体像は来年1月の締め切り後に明らかになる。
UCASのMary Curnnock Cook 理事は“18歳人口が2%減少しているににもかかわらず志願者が増えていることにはとても元気づけられる。政府が2017年度もEUからの留学生への学生ローンについて、これまで同様の扱いとすることを発表したところであり、1月の願書締切までEUからの留学生に関しては見守っていきたい。”と述べた。