【ニュース・イギリス】Jo Johnson氏大学・科学担当大臣に再任、新内閣閣僚発表

2017年6月12日、高等教育専門雑誌Times Higher Educationによると、総選挙後の新内閣でJo Johnson氏が大学・科学担当大臣に再任された。以前と同様に教育省およびビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS:Department for Business, Energy&Industrial Strategy)の閣外大臣である。

 

また、教育大臣にはJustine Greening 氏、ビジネス・エネルギー・産業戦略大臣にはGreg Clark氏が再任され、高等教育、科学政策に関わる大臣達には総選挙後も変更がなかった。

 

総選挙前の予想ではJohnson氏は留学生数を移民の純目標数に含めることに関して首相と対立していたため大学・科学大臣への再任はないと思われていた。また、Greening教育大臣の役職も変わると予想されていた。
しかし総選挙で保守党が過半数に達することができず、メイ首相が当初考えていた大きな内閣再編が出来なかったと見られる。

 

Johnson氏はEU残留を問う国民投票ではEUへの残留を支持し、総選挙直前に高等教育法を制立させ、イングランドの高等教育業界をより民間の大学に開放する、Johnson氏の言う“古典的な規制市場”を目指している。

 

当面の優先課題は、イングランドの大学の学生満足度、持続率や卒業後の就業率を測る教育評価制度(TEF:Teaching Excellence Framework)の結果発表を監督することである。この結果発表は6月14日に予定されていたが、総選挙後の不透明な状況のために発表が延期された。 

 

Times Higher Education:Jo Johnson reappointed uk universities and science minister

 

《大臣の詳細:》
海外学術動向ポータルサイト:【ニュース・イギリス】高等教育部門:メイ新政権下では“教育省”に所管替え/<Jo Johnson氏 の略歴>

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