【ニュース・イギリス】英国大学の願書10月締切分の内訳概要発表

2017年10月23日、大学入試機関(UCAS:Universities and Colleges Admissions Service)は2018~2019学事年度入学希望で10月締め切り分の結果を発表した。
10月15日に締め切られた願書総数は61,440人で前年より7%(4,250人)の増加であった。締め切りの対象は英国内大学の医科、歯科、獣医科、医薬科およびCambridge、Oxfordの全学科である。

 

UCASの理事長であるClare Marchant氏は「これらの学科や大学は常に人気がある。将来に対して不透明感ある現在、英国の高等教育は英国の学生だけでなく、EUの学生や全世界的にも魅力的だということは大変うれしく思う。しかし2018年1月15日の締め切りの結果を待って英国高等教育の需要を知る必要がある。」と述べた。

 

英国の学生の志願数は6%(2,530人)増加し41,970人で2010年以来の最高記録となる。英国では18歳の人口が3%減少しているにも関わらず18歳の志願数が増えており、イングランドでは+8%、ウェールズでは+7%、合計で2,190人増加している。
今回の締め切りで初志願者数は8%増し56,020人。再志願者数は1%減り4,220人であった。
EUからの志願者は6%(370人)増加し6,610人、昨年の9%減少から一転増加した。EU以外からの志願者は12%(1,350人)増加し12,860人であった。
イングランドの医学系の志願者数は、19歳の初志願者の確実な人数に支えられ16%(1,080人)増加し、7,770人となった。この増加は2018年からの医学部定員の500人増が影響している。

 

UCAS:Number of applicants to October deadline university courses reaches highest recorded, UCAS figures reveal

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