2015年9月17日、キャメロン首相が議長を務める議会テロ対策特別委員会の活動の一環として、英国の大学と継続教育カレッジにおいてはじめて、過激派がキャンパスで学生を扇動するのを防止したり、過激派に転じるおそれのある学生を保護したりするための具体的な方針の明示が義務付けられることが発表された。対策は同年9月21日より実施される。
　これに伴って、ジョンソン大学・科学担当大臣は、英国学生連合（NUS: National Union of Students）に対して、過激派的言動を阻止すべく学生一同が協力するよう公式文書で呼びかけた。
　ビジネス・イノベーション・技能省（BIS：Department for Business, Innovation and Skills）も、イングランドの高等教育機関を統括するイングランド高等教育財政会議（HEFCE）に、各機関が上記の義務を遂行しているか監督するよう指導している。義務の不履行が度重なった場合は、最終的に訴訟案件にもなり得る。

URL1: https://www.gov.uk/government/news/pms-extremism-taskforce-tackling-extremism-in-universities-and-colleges-top-of-the-agenda
URL2: http://www.hefce.ac.uk/news/newsarchive/2015/Name,105455,en.html
URL3: http://www.bbc.co.uk/news/education-34267376