2016年10月4日、保健省(Department of Health)は、将来にわたって必要な医師を確保するため、2018年9月から医療研修生の枠を増加すると発表した。現行では6,000人超の枠しかなく、政府は毎年医科大学での受入数を増やしていき、最終的には1,500人の増となる。
GOV.UK:Up to 1,500 extra medical training places announced
【関係機関の反応】
・英国大学協会(UUK: Universities UK)
保健省発表の計画によると、医科大学の学生数は2018年から現在の25%増となる。大学は医療人材不足の解消に協力したいが、学生数の急増による教育のための助成金の増額と高額な授業料に対する配慮が必要である。
総合診察医になるには10年、外科医になるには14年かかるため、医師やその他の医療従事者の育成には長期にわたる安定した投資が必要である。しかし、より大切なことは、教育を急速に進展する診断法や技術等の変化に結び付けられるようなシステム全体としてのアプローチであり、研修を増やすだけでは十分ではない。
Universities UK:Response to planned medical school places increase