【ニュース・イギリス】大学長の平均給与が上昇、大学職員との格差が拡大していることが調査で明らかに

2016年2月11日、大学組合(UCU: University and College Union)は大学の学長クラスの平均給与が上昇しているとの報告書を発表した。

大学長の平均給与は2014/15学事年度で£272,432で前年度から3%の上昇。これは一般職員の平均給与の6.7倍に当たる。最高額はオックスフォード大学長の£462,000。過去5年間で大学長の平均給与は14%上昇した一方、一般職員では5%で、格差は拡大している。

報告書は、給与の他にも大学長の旅費や資産等の状況について詳細にわたり明らかにしている。UCUは大学トップの給与は情報公開の例外ではないとの立場であるが、UCUの調査に対し18%の大学は回答を拒否している。

 

University and College Union:Report reveals university heads’ pay rises and perks

【報道】

Indepenent: University vice-chancellors enjoy bumper £272,432 average salary

 不平等で身勝手な大学の体質を暴く大学上層部の収入と昇給率

Times Higher Education : 大学長の収入と特権

 

地域 西欧
イギリス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 組織・ガバナンス・人事、予算・財政
統計、データ 統計・データ