2015年10月7日、UCAS(Universities and College Admissions Services※)は、今年度の大学入学申請者を対象とした申請データの取り扱いに関する調査の結果、回答者の大部分は、事前に同意を求めるという条件で、申請時の個人情報を外部の機関と共有することに積極的であることを明らかにした。
調査には約70万人の申請者のうち、3万7千人から回答があった。回答者の78%はUCASを「とても信頼している」と答えた。しかし90%は、個人情報を外部と共有する前に本人の同意が求められるべきと答えた。これは情報共有への態度を調査した他の研究結果とも符合する。
UCASは調査結果を受けて、2016年度の申請者に対し、研究のために個人情報を外部と共有してよいか最初に確認するよう、個人情報取扱指針を改定することを決めた。
※高等教育機関への願書を受付・処理する機関