【ニュース・イギリス】博士号取得者は英国産業界で重要な役割を果たしている―英国研究会議(RCUK)報告書

2015年1月28日、RCUK(英国研究会議)、HEFCE(イングランド高等教育財政会議)、HEFCW(ウェールズ高等教育財政会議)が共同で発表した報告書(社会リサーチ会社であるCFE Researchへの委託調査による報告書)によると、75%以上の英国企業が、博士号取得者の能力は非常に大きな影響力があり、20%がそうした社員の存在を「産業に欠かせない」と認識していることが明らかとなった。また、博士号取得者は同僚にもよい影響を与え、その大多数が企業の問題処理能力および創造的思考法の向上において貢献していると見なされている。
Iain Cameron氏(RCUK「研究職キャリアと多様性」部長) は、「これは、高等教育関連外の企業などで働いている博士号取得者、1,800人あまりについての調査で、非常に信頼がおける。この調査結果によって、博士号取得者は特定のことにしか興味を抱かず視野が狭い、といったマイナスのステレオタイプ像を突き崩し、ひいては博士号取得者の産業界における周囲への影響力の大きさの認識につながることを期待したい。」と述べている。

URL1: http://www.rcuk.ac.uk/media/news/150128/

地域 西欧
イギリス
取組レベル 政府レベルでの取組
統計、データ 統計・データ