【ニュース・イギリス】効率性到達度に関する年次報告書

2014年9月30日、イングランド高等教育財政会議(HEFCE)は、調達手段の改善などを通じてどの大学がどのように効率性を向上させたかを明らかにした、最新の2012学事年度(以下「年度」)版「効率性到達度」調査に関する報告書を受理した(※)。HEFCEは調査結果について好意的に捉えている。
 
 報告書の主なポイントとしては、2012年度の調達の効率性は向上しており、低価格で高品質の製品やサービスを利用したり、様々な処理について改善・合理化することで全体で£1億5,300万の節約が実現されたことが挙げられる。2011年度は£1億3,200万であり、かつ12年度よりも少ない機関数によるものであった。HEFCEが助成・整備したオンライン市場(マーケットプレイス)においては、53機関が£7億4,500万利用し、2009年度と比較して£3,500万経費を削減した。
 また、今回初めて地域における共同購入に関するデータを収集し、この方法で£2億9,500万使用されたことが判明した。
 HEFCEは各機関が最高の効率性を得られるように、高等教育セクターの関係者と調査結果を協議することとなっている。協議結果は次回調査時に発表される(2014年10月開始、2013年度データを収集)。HEFCEは、すべての機関の参加を促している。

※本調査は、British Universities Finance Directors Group(英大学財務部長会 )とNorth Western Universities Purchasing Consortium(北西部における大学購買コンソーシアム)主導で行われ、2012学事年度の結果について、イングランドの94機関(前年度比20%増)より回答を得た。

URL1: http://www.hefce.ac.uk/news/newsarchive/2014/news88501.html

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