【ニュース・イギリス】ラッセルグループは研究と高等教育をEU離脱の最重要課題にするように懇願

2017年5月31日、ラッセルグループは、同グループ大学の学長、首脳達がEU関係者との建設的な会談において、研究、高等教育がEU離脱交渉の際に最優先事項であることを強調した、と発表した。

 

同グループの大学学長や幹部で構成された代表団は、欧州議会議員と欧州委員会及び欧州理事会における離脱交渉チーム高官との会談を行った。

 

会談後University College Londonの学長であるMichael Arthur氏は、次のように語った。「ブリュッセルのEU高官は英国の高等教育の優秀さを認めており、過去40年間で築いた関係を評価している。誰もEU離脱交渉の困難さを理解していない。昨日のように善意を反映した会談であれば、交渉を前向きに進めることができる。今回の会談は、英国、EU双方の参加者、また各国選出の欧州議会議員の参加も得て、大変建設的であった。又会談中に明らかにしたことは、離脱交渉において勝者というものはなく、離脱交渉が英国とEUの大学間の世界レベルの研究交流を困難にさせている、ということだ。我々は引き続きヨーロッパと友人であり続け、親密な関係を築いていきたい。まず手始めに我々ラッセルグループの大学に所属しているEUからの学生、職員86,000人の権利をはっきりさせることが必要である。」

 

Russell Group:Russell Group press top EU Brexit negotiators on Research and Higher Education

地域 西欧、EU
イギリス
取組レベル 国際機関レベルの取組、大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
国際交流 国際化、研究者交流