【ニュース・イギリス】「産学連携集合施設・Catapultセンター評価報告書」2014

2014年11月4日、ビジネス・イノベーション・技能省(BIS)は、テクノロジー産業を牽引する事業家のHermann Hauser氏による「Catapultセンター評価報告書:将来的なセンターのあり方、活動範囲、目標について」を発表した。これは、同氏による2010年の報告書(URL1)を受けて設立されたCatapultセンター(URL2)の展開についての評価や、今後の展望についてをまとめたものである。
 2010年の報告書で、同氏は、新しいテクノロジーの産業化を効率的に進める産学連携の集合施設「Catapultセンター」を複数、英国に設置することを提案した。この提案を受け、BIS下部組織のTechnology Strategy Boardが7箇所のCatapultセンターを設置した。
 本報告書では、同センターの将来的な展望について、イノベーション政策策定などその役割の拡張を提唱している。また、旧来の「インパクト」(成果)評価法で評価される、研究開発の量や知的所有権登録数は減少しているため、各センターのインパクトについての新しい評価法、例えば大学とセンターとの連携の質の評価などが必要であると訴えている。

なお、英国研究会議(RCUK)の反応の反応は、以下「URL3」のとおり。

URL1: https://www.gov.uk/government/publications/catapult-centres-hauser-review-recommendations
URL2: https://www.catapult.org.uk/home
URL3: http://www.rcuk.ac.uk/media/news/141106/

地域 西欧
イギリス
取組レベル 政府レベルでの取組
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