【ニュース・イギリス】「学術図書とオープンアクセスに関するプロジェクト」報告書

2015年1月21日、イングランド高等教育財政会議(HEFCE:Higher Education Funding Council for England)、芸術・人文科学研究会議(AHRC:Arts&Humanities Research Council)とESRC(Economic and Social Research Council:経済社会研究会議)の共同委託により、Geoffrey Crossick教授(Humanities at the School of Advanced Study, University of London)をリーダーとして進められた、人文社会・芸術系の「学術図書とオープンアクセス(※)に関するプロジェクト」の報告書が発表された。報告書内では、「学術出版が危機に瀕している」との近年の見方を多面的な角度から検証、また、学術図書のオープンアクセスは重要だが、紙媒体形式での出版と共になされることが引き続き重要であること、など主に学術図書出版の重要性が強調されている。
同プロジェクトは、今後のResearch Excellence Frameworkにおいて、紙媒体の学術論文もしくは学術図書は「研究論文がオープンアクセスであること」という条件を満たしていると見なされない、と発表されたことを受けて立ち上げられたものである。
※ 学術論文をインターネットで無料公開し、誰もが閲覧できるようにする状態。

URL1: http://www.hefce.ac.uk/news/newsarchive/2015/Name,100769,en.html

地域 西欧
イギリス
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価