【ニュース・アメリカ】WARF、ウィスコンシン大学マディソン校での発明の商業化促進のために今後数年間の起業プログラムへの投資を大幅に増額

ウィスコンシン大学卒業生研究財団(Wisconsin Alumni Research Foundation:WARF)管理ディレクターのエリック・アイバーソン(Erik Iverson)氏は、2017年8月22日に開催されたウィスコンシン州イノベーションネットワーク(Wisconsin Innovation Network)の昼食会において、ウィスコンシン大学マディソン校(University of Wisconsin-Madison)における発明を市場の製品に転換するための取り組みを促進するために、過去10年以上に亘って年間3,000万ドルであったベンチャー企業への投資額を、今後4~8年間は6,000万ドルに増額することを明らかにした。

 

アイバーソン氏は、ウィスコンシン州で起業するベンチャー企業数は全米25位で、他の州から後れを取っていることを指摘している。WARF理事会が承認した年間拠出額6,000万ドルのうち、1,000万ドルは起業初期段階にある企業10~15社に対するシード資金として提供され、残りの5,000万ドルは、ベンチャー資金として成長中の企業に対してWARFが投資を行うことになる。また、アイバーソン氏は、これとは別のイニシアティブとして、同大学の研究者が開発した非常に有望な薬剤化合物及びワクチン候補の進歩を目的としたWARFの「人間治療学プログラム(Human Therapeutics Program)」を立ち上げるための取り組みを行っていることを明らかにした。

 

2017年8月23日

 

WiscNews:WARF to rev up funding for startup companies

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