【ニュース・アメリカ】UIA、あと1学期で卒業可能でありながら財政的問題に直面している学生を支援する新たなイニシアティブを立ち上げ

米国公立研究大学11校で構成されるコンソーシアム「大学イノベーション同盟(University Innovation Alliance:UIA)」は2017年8月16日、大学卒業が間近でありながら財政的問題に直面する学生を支援するための奨学金を学生に提供するために、新しいイニシアティブを立ち上げることを発表した。

 

本イニシアティブは、UIAに加盟する大学11校に在籍し、あと1学期で卒業可能でありながら、財政的問題のために卒業できない可能性のある学生を支援するものである。UIAによると、低所得学生を対象とする奨学金「ペルグラント(Pell Grant)」の受給資格を保有するUIA加盟大学の4年生約4,000人が、良い成績を維持しながらも、大学に対して1,000ドル未満の未払い分があるために、授業の履修取消もしくは卒業不可となる可能性があるという。UIAのイニシアティブでは、これらの学生を救済するために、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団(Bill&Melinda Gates Foundation)及び五大湖高等教育公社・関連機関(Great Lakes Higher Education Corporation&Affiliates)から、緊急援助として「修了奨学金(Completion Grant)」が支給されることになる。なお、UIA加盟大学は、アリゾナ州立大学(Arizona State University)、ジョージア州立大学(Georgia State University)、アイオワ州立大学(Iowa State University)、ミシガン州立大学(Michigan State University)、オレゴン州立大学(Oregon State University)、パデュー大学(Purdue University、インディアナ州)、オハイオ州立大学(The Ohio State University)、カリフォルニア大学リバーサイド校(University of California, Riverside)、セントラルフロリダ大学(University of Central Florida)、カンザス大学(The University of Kansas)、テキサス大学オースティン校(The University of Texas at Austin)である。

 

2017年8月16日

 

UNIVERSITY INNOVATION ALLIANCE:Groundbreaking Alliance of Public Research Universities to Provide Students with Last-Mile Grants to Support College Completion[PDF:101.9KB]

地域 北米
アメリカ
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