【ニュース・アメリカ】UCI、寄付金100万ドルを受領しロケットプログラムを立ち上げ

カリフォルニア大学アーバイン校(University of California, Irvine:UCI)は2017年4月24日、STEM分野における人材開発及び起業促進に取り組む非営利団体のベース11(Base 11)から同大学工学部(The Henry Samueli School of Engineering)に100万ドルが寄付されたことを明らかにした。この寄付は、同学部とベース11との間でのパートナーシップ「ムーンショット・イニシアティブ(Moonshot Initiative)」の下で贈られたもので、同学部は寄付金を使用してロケットプログラムを立ち上げ、液体燃料ロケットを宇宙に打上げる最初の高等教育機関となることを目指すという。同学部長のグレゴリー・ワシントン(Gregory Washington)氏は、学生たちが早期に実践的な実験学習を体験することにより、当該分野への関与を継続する傾向があることが判明しており、ベース11との提携を通して、刺激的且つ革新的な機会を学生に提供することができるとコメントしている。最初に構築されるロケットは、高度2万5,000フィートまで飛行するもので、その後さらに改良を加えて、5万フィートまでの飛行を可能とし、最終的には2年以内に高度約32万8,000フィートのカーマンライン*を超えることを目標としている。

 

*カーマンライン(Karman Lin):国際航空連盟(Federation Aeronautique Internationale:FAI)が、高度100kmを宇宙と地球の境界線と定義している。

 

UCI News:With $1 million gift, UCI aims to become first university to launch rocket into space

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究
人材育成 若手研究者育成
研究支援 研究助成・ファンディング