【ニュース・アメリカ】STEM分野における女性及びマイノリティの参入、依然として進まず

USニューズ・アンド・ワールド・レポート誌(U.S. News&World Report)は、レイセオン社(Raytheon Company)と合同で、STEM関連教育・雇用活動状況などをまとめた年次報告書「2015年STEMインデックス(2015 STEM Index)」(URL1)を発表した。これによると、STEM関連教育・雇用活動は、前年と比較してやや増加しているものの、男女間及び人種間での格差は依然として大きく、中には格差が拡大しているケースもあり、公共・民間セクタによる取り組みが功を奏していないことが明らかにされた。例えば、STEM分野で学士号を取得した黒人学生数は、2000年~2014年の間で60%増である一方、学士号を取得した黒人学生全体に占める割合は縮小している。また、①STEM学位取得者数、②試験の得点、③STEM分野に対する関心全般において、一部の例外を除いては、いずれも男性が女性を上回る他、人種別では、白人及びアジア系学生が、黒人・ヒスパニック系・米国先住民学生をいずれの項目においても大きく上回っているという。

URL1: http://www.usnews.com/news/stem-index/articles/2015/06/29/the-2015-us-news-raytheon-stem-index
URL2: http://www.usnews.com/news/stem-index/articles/2015/06/29/gender-racial-gaps-widen-in-stem-fields

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
人材育成 学生の就職、学生の多様性