【ニュース・アメリカ】QS社、2016~17学年度の世界大学ランキングを発表

英国の教育・留学会社のQS社は、2016~17学年度QS世界大学ランキング(QS World University Rankings)を発表した。第13回目となる本ランキングは、大学7万4,651校と企業3万7,781社が参加したQS社の世界調査と、同社が研究論文1,030万本と引用6,630万件を分析した結果に基づいて作成されたもので、3,800校以上の大学を調査した結果、81カ国の大学916校がランキングに含まれた。また、本ランキングからは、上昇傾向にある国(韓国・ロシア・米国・中国)と下降傾向にある国(西欧・南欧・南アフリカ・南米)との間での違いの要因となったのは、公立・私立を問わず、高等教育に対する投資であったことが示唆されている。主な結果は以下の通り。

  • 第1位は5年連続でマサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology:MIT)。第2位は昨年同率3位であったスタンフォード大学(Stanford University、カリフォルニア州)で、第3位は昨年2位のハーバード大学(Harvard University、マサチューセッツ州)。上位3位全てを米国大学が占めたのは2004~05学年度以降初めて。
  • 西欧諸国の中では特に英国及びドイツが下降傾向にあり、ケンブリッジ大学(Cambridge University、英国)は昨年の同率3位から4位に後退。
  • ロシア及び韓国の上昇が顕著。また、中国は継続して上昇。
  • アジアの大学中の最高位は12位の国立シンガポール大学(National University of Singapore)。
  • 上位200位以内にランクされたオーストラリア及びカナダの大学数がそれぞれ増加。
  • 南米の大学は全体的に下降傾向にあるものの、85位のブエノスアイレス大学(Universidad de Buenos Aires、アルゼンチン)が南米の大学として初めて上位100位以内にランクイン。
  • 日本の大学では、東京大学(34位)、京都大学(37位)、東京工業大学(56位)、大阪大学(63位)、東北大学(75位)の5校が上位100位以内にランクイン。

なお、本ランキングは、以下より閲覧可能。
QS Top Universities:QS World University Rankings 2016-2017

 

QS Top Universities:QS World University Rankings 2016/2017 – Global Press Release

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
統計、データ 統計・データ