【ニュース・アメリカ】NSF、電波周波数スペクトルへの一般アクセス強化を目的とした研究プロジェクト11件に総額約1,200万ドルを助成

米国科学財団(National Science Foundation:NSF)は2016年10月11日、公安・輸送・国防に不可欠な遠隔通信及び最新情報システムの推進のために使用される電磁スペクトルの一部である、電波周波数スペクトルへの一般によるアクセス強化を支援するために、研究プロジェクト11件に対し、総額約1,200万ドルを助成することを明らかにした。本助成は、NSFのコンピュータ・情報科学工学局(Directorate for Computer&Information Science&Engineering:CISE)、工学局(Directorate for Engineering:ENG)、及び、数理物理科学局(Math and Physical Sciences Directorate)から拠出されるもので、同助成受給研究は、電波スペクトル利用効率の改善に貢献することが期待されている。また、これらの助成受給研究は、①スペクトル共有を可能とする革新的電波ハードウェア及びアクセス・アーキテクチャ、②異種無線技術の調和的共存、③自動検知システム及びコンプライアンス認証手段の開発、④科学サービスのためのスペクトル・アクセス、の4つの主要なソリューションを探求することになる。今回助成を受給するプロジェクトは、南カリフォルニア大学(University of Southern California)が主導する「不均一サンプリング及びプロセス回路を使用した日和見環境モニタリングの実現」を含む11件である。

 

National Science Foundation:NSF awards $12 million for radio spectrum research

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
研究支援 研究助成・ファンディング