【ニュース・アメリカ】NSF、科学ソフトウェア・イノベーション研究所2施設設立に向けて総額3,500万ドルを助成

米国科学財団(National Science Foundation:NSF)は2016年7月29日、NSFの「持続可能なイノベーションのためのソフトウェア・インフラ(Software Infrastructure for Sustained Innovation:SI2)」プログラムの下で、科学ソフトウェア・イノベーション研究所(Scientific Software Innovation Institutes:S2I2)2施設を設立するために、今後5年間に亘り総額3,500万ドルを助成することを明らかにした。

 

これらの研究所は「分子科学ソフトウェア研究所(Molecular Sciences Software Institute)」と「科学ゲートウェイ・コミュニティ研究所(Science Gateways Community Institute)」で、いずれも科学ソフトウェア開発・維持管理・教育の長期的拠点としての役割を果たすことになる。

 

分子科学ソフトウェア研究所は、バージニア工科大学(Virginia Tech)が主導し、コンピュータ分子科学コミュニティの支援を受けて、ソフトウェア枠組みの設計、コード開発者及びサイバーインフラセンターとの協力、企業との提携などを行う学際的ソフトウェア科学者チームに対して資金提供を行う。

 

一方、科学ゲートウェイ・コミュニティ研究所は、カリフォルニア大学サンディエゴ校(University of California, San Diego)が主導する複数機関によるコンソーシアムで、米国の共有サイバー・インフラに対する幅広いアクセスを提供する携帯デバイス及びコンピュータ用アプリのゲートウェイ(Gateways)の能力・数・持続可能性を向上させるものとなる。

 

National Science Foundation:NSF commits $35 million to improve scientific software

地域 北米
アメリカ
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