【ニュース・アメリカ】NSB、米国高等教育機関による公共・民間の利益を政策概要で強調

米国科学財団(National Science Foundation:NSF)の政策決定機関である米国科学審議会(National Science Board:NSB)は5月2日、米国の高等教育機関による公共・民間の利益に関する政策概要「公共・民間益としての高等教育(Higher Education as a Public and Private Good)」を発表した。

 

これは、米国芸術科学アカデミー(American Academy of Arts&Sciences:AAAS)が最近発表したリンカーン・プロジェクト(Lincoln Project)などと並んで、米国高等教育システムの広範な公共的価値を強調し、大学の研究・教育ミッションに対する公共投資の必要性を強く訴えるものとなっている。

 

例えば、NSFが取りまとめた「2016年科学工学指標(Science and Engineering Indicators 2016)」のデータを引用し、研究機関と世界的競争力を持つ人材開発のための触媒としての高等教育セクターの重要性を強調している。また、添付書類の中で、NSBは米国大学を、米国が「将来的に健全、安全且つ経済競争力のある国家であるために今まで以上に重要」としている。

 

なお、本政策概要は、National Science Boardから閲覧可能。

 

National Science Foundation:Higher education is more than a private good

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価