米国科学財団（National Science Foundation：NSF）の政策決定機関である米国科学審議会（National Science Board：NSB）は、5月の定例会議において、マサチューセッツ工科大学（Massachusetts Institute of Technology：MIT）研究担当副学長のマリア・ズバー氏（Maria Zuber）を議長に、タフツ大学（Tufts University、マサチューセッツ州）研究担当副総長のダイアン・ソーベイン氏（Diane Souvaine）を副議長に選出した。ズバー氏はNSB議長を4年間務めたダン・アービズ氏（Dan Arvizu）の、ソーベイン氏は同副議長を4年間務めたケルビン・ドロージマイヤー氏（Kelvin Droegemeier）の後任となる。

NSF長官、NSB議長及び副議長の3人が同時に女性となることは、NSF史上今回が初めてである。

ズバー氏は、NSBメンバーを務めて今年が4年目で、NSB戦略予算委員会（Committee on Strategy and Budget）の委員である。一方、ソーベイン氏は、NSB2期目で、NSB戦略予算委員会委員長、プログラム計画委員会（Committee on Programs and Plans）委員長、監査監督委員会（Committee on Audit and Oversight）委員などを務めた経歴を持つ。

National Science Foundation：NSB elects new leadership