【ニュース・アメリカ】NAE、新規会員80人と日本人5人を含む外国人準会員22人を選出

米国工学アカデミー(National Academy of Engineering:NAE)会長のダン・モート氏(C.D. (Dan) Mote Jr.)は2017年2月8日、新規会員84人と外国人準会員22人を選出したことを発表した。これにより、NAE会員数は合計2,281人、外国人準会員数は249人となった。NAE会員に選出されるのは、工学文献を含めた工学研究・実務・教育への多大な貢献者及び、新規・新興技術分野のパイオニア、工学分野を大きく進歩させた研究者、工学教育における革新的アプローチを開発・導入した教育者などで、同会員に選出されることは工学研究者にとって最高栄誉の1つである。今回選出された新規会員84人の中には、空気の質の向上と持続可能な工学教育・実務の開発に貢献したテキサス大学オースティン校(University of Texas, Austin)のデービッド・アレン氏らが含まれている。また、外国人準会員22人には、量子ドットレーザーと関連ナノ光素子デバイスへの貢献が認められた東京大学ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構教授の荒川泰彦氏、視覚障害者のためのデジタル情報へのアクセス技術開発に貢献した日本アイ・ビー・エム東京基礎研究所所属の研究員でIBMフェローの浅川智恵子氏、ホンダジェットの開発とホンダエアクラフト社の創設に貢献したホンダエアクラフト社(Honda Aircraft Co.)社長兼CEOの藤野道格氏、超分子ナノ構造体の創製とその薬物・遺伝子デリバリーへの応用に関するパイオニアである東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻教授の片岡一則氏、及び、世界の自動車業界におけるコンピュータ援用エンジニアリングの理論と手段に貢献した豊田中央研究所代表取締役所長の菊池昇氏の5人が含まれている。

 

National Academy of Engineering:National Academy of Engineering Elects 84 Members and 22 Foreign Members

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 組織・ガバナンス・人事