【ニュース・アメリカ】DARPA、次世代機械学習技術を開発するL2Mプログラムを立ち上げ

国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Projects Agency:DARPA)は、次世代機械学習(Machine Learning:ML)技術を開発する「ライフロング学習機械(Lifelong Learning Machines:L2M)」プログラムを立ち上げた。L2Mプログラムの技術目標は、システムによって覆すことが不可能な、あらかじめ設定された制限内での拘束を受けながら、新たな状況から学習し、学習内容を応用してより優れた信頼度の高い次世代ML技術を開発することである。このような自動化された継続学習機能は、事故や死角などを含む、経験から得られた知識を適用させながら無人自動車の安全性を高めるなど、プログラミングされていない状況に対する応用を可能とするものである。これを達成するために、L2Mプログラムは、システムが事前準備なしで経験から学習することを可能とする根本的に新しいMLメカニズムの開発を目指す。L2Mプログラムは4年間のプログラムで、①継続して過去の経験を適用し、新しいデータもしくは状況から学習した内容を導入することが可能なML枠組みの開発と、②生物による学習メカニズムをMLシステムに適用させる手段の解明、という2つの技術領域での目標に取り組むことになる。

 

2017年3月16日

 

Defense Advanced Research Projects Agency:Toward Machines that Improve with Experience

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 研究