【ニュース・アメリカ】DARPA、デジタルデータの増加に伴うデータ処理・保存手段向上の必要性に対処する「分子インフォマティクス」プログラムを立ち上げ

国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Projects Agency:DARPA)は、デジタルデータの増加に伴うデータの処理・保存手段の向上の必要性に対処するために「分子インフォマティクス(Molecular Informatics)」プログラムを立ち上げた。本プログラムは、データ保存・回復・処理のための新たな枠組みを追求するもので、フォン・ノイマン・アーキテクチャに基づくコンピュータの2進法デジタル理論に依存する代わりに、幅広い構造特性と、データのコード化及び操作のための分子の特性を調査・活用することを目指す。これらの目標を達成するためには、同プログラムでは、化学、コンピュータ・情報科学、数学、科学・電気工学などを含む分野の多様且つ協力的な研究者コミュニティを必要とする。これらの統合チームが、「どのようにしてデータを分子内でコード化するか」「どのような種類のデータ運用が分子において実行可能か」などといった疑問に答えるための取り組みを進めることになる。

 

2017年3月23日

 

Defense Advanced Research Projects Agency:Turning to Chemistry for New “Computing” Concepts

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 研究