【ニュース・アメリカ】DARPA、「ALIAS」プログラム第3フェーズにおいてシコルスキー社と提携

国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Projects Agency:DARPA)は、ミッションの成果と飛行の安全性を高めながら機内の搭乗員数を縮小した飛行運用を目指す「航空機搭乗員コックピット内業務自動化システム(Aircrew Labor In-Cockpit Automation System:ALIAS)」プログラムの最初の2つのフェーズを完了し、次段階である第3フェーズにおいて、ロッキードマーティン社(Lockheed Martin)の子会社であるシコルスキー社(Sikorsky)と提携することを決定した。「ALIAS」の第2フェーズでは、①セスナ社(Cessna)の固定翼機「Cessna 208 Caravan」2種類と、ダイアモンドエアクラフト社(Diamond Aircraft Industries)の固定翼機「Diamond DA-42」、及び、シルコスキー社のヘリコプター「Sikorsky S-76」に取り付けられたALIAS技術の飛行実証、②飛行中の様々な不測事態発生時のALIASによる対応の地上実証、③新たなプラットフォームに対するALIASの迅速な適応の実証、などが達成された。DARPAプログラムマネージャーのスコット・ウィアズバノウスキ氏(Scott Wierzbanowski)は、第3フェーズでは、ALIASによる不測の事態への対応、パイロットの業務負荷の軽減、異なるミッションや機種への適用能力を更に強化することを計画しているとコメントした。なお、ALIASの可能性に対しては、米航空宇宙局(National Aeronautics and Space Administration:NASA)、米空軍、米陸軍、及び、米海軍などが関心を示している。

 

Defense Advanced Research Projects Agency:ALIAS Pushes the Envelope on Aircraft Automation

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究
その他 その他