米国大学登録・入学審査担当者協会（American Association of Collegiate Registrars and Admissions Officers：AACRAO）は、教育ソリューションを提供するホブソンズ社（Hobsons）と協力し、高校在学中に大学単位を取得する二重登録に関する調査結果をまとめた報告書「戦略的登録管理における二重登録（Dual Enrollment in the Context of Strategic Enrollment Management）」を発表した。これによると、本調査に参加した大学の78％が2015-2016学年度に二重登録オプションを提供し、86％は編入の際に二重登録によって取得した単位の移行を認めていることが明らかにされた。また、75％以上の大学が二重登録を学生募集手段として活用している他、約90％が二重登録制度は大学進学に好影響と考えていることも明らかになった。それ以外の主要な調査結果は以下の通り。
- 二重登録制度は学生募集手段となるだけでなく、大学のミッション達成及び地域サービスシステムとしても機能。
- 大学の48％は二重登録に授業料割引を適用し、その3分の2は割引率が50％以上。
- 大学の25％は、学生の成功と大学の多様化を支援する手段として二重登録を活用。
- 私立大学では、公立大学よりも二重登録で取得した単位の移行が認められにくい。
- 二重登録を提供しない大学は、「大学の風潮」を理由とする大学が最多。
なお、本報告書は、以下よりダウンロード可能。
American Association of Collegiate Registrars and Admissions Officers：Dual Enrollment in the Context of Strategic Enrollment Management［PDF:18.4MB］
American Association of Collegiate Registrars and Admissions Officers：AACRAO Releases New Study on Dual Enrollment
