【ニュース・アメリカ】2016年秋学期の大学在籍者数、前年同期から約27万人減少

米国学生情報センター研究所(National Student Clearinghouse Research Center)は2016年12月18日、2016年秋学期の大学在籍者数に関するデータ「今学期の登録者数推測 ~2016年秋学期~(Current Term Enrollment Estimates – Fall 2016)」を発表した。これによると、2016年秋学期の大学在籍者数は、前年同期比1.4%減で、約27万人減少したことが明らかにされた。全米での大学在籍者数の減少は2012年に始まり、秋学期・春学期を含め、合計10学期連続で減少している。今学期の減少率が大きかったセクタは営利大学で、前年同期比14.5%減となった。これに続いて、コミュニティカレッジが2.6%減、4年制私立大学が0.6%減で、4年制公立大学は僅かながら0.2%増となった。大学在籍者数の減少は、①社会人学生数の減少傾向、②営利大学セクタの縮小、③高校卒業者数の横ばい状態、などが原因と分析されており、同研究センターでエクゼクティブ研究ディレクターを務めるダグ・シャピロ氏(Doug Shapiro)は、今後もこの傾向は継続される見通しとコメントしている。

 

なお、本データは、以下より閲覧可能。
National Student Clearinghouse Research Center:Current Term Enrollment Estimates – Fall 2016

 

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