【ニュース・アメリカ】2016年秋学期に米国大学院に初めて進学した留学生数、前年同期比5%増で着実に増加

米大学院協議会(Council of Graduate Schools:CGS)は2017年2月9日、米国大学院に進学する留学生の出願・入学状況に関する報告書「大学院留学生出願・入学状況 ~2016年秋学期~(International Graduate Applications and Enrollment:Fall 2016)」を発表した。これによると、2016年秋学期に米国大学院に初めて進学した留学生は、前年同期と比較して5%増で、前年と同じ増加率で着実に増加していることが明らかにされた。一方、大学院留学生の出願者数の増加率は、2015年が前年比3%増であったのに対し、2016年は同1%増で、伸び悩みが見られることが明らかになった。増加率低下の原因は、中国からの留学生の出願者数は前年比4%増であったものの、インド1%減、中東・北アフリカ諸国5%減、韓国5%減、ブラジル11%減など、これまで多数の留学生が送られてきた主要国からの出願者数低下によるものと分析されている。その反面、欧州から米国大学院に初めて進学する留学生数は8%増で、近年の減少傾向に終止符が打たれた。その他の主な結果は以下の通り。

  • 専攻分野別で出願者数及び入学者数全体に占める割合は、ビジネスがそれぞれ17%と20%、工学が30%と26%、数学・コンピュータ科学が21%と20%など。
  • 大学生留学出願者全体の68%と初めての米国大学院進学者全体の78%は、修士課程もしくは修了証取得課程への出願・入学。

なお、本報告書は、以下よりダウンロード可能。
Council of Graduate Schools:International Graduate Applications and Enrollment:Fall 2016[PDF:913.82KB]

 

Council of Graduate Schools:Rate of First-Time Enrollment Holds Steady at 5% for International Graduate Students at U.S. Institutions

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